
01 むし歯治療について
治療を行っています
当院では、患者様の天然の歯を出来るだけ残す事ができるように、また、患者様への負担が出来るだけ軽くなるように、最小の侵襲(MI = Minimal Intervension)を基本としたむし歯治療を行っています。
- できる限り痛くなく、できる限り削らない負担の少ない治療
感染した歯質、いわゆるむし歯の部分を、最小限で取り除き、代替材料で修復します。治療の際には、できる限り痛くないように、電動麻酔注射器を使用する、素早い治療ができるよう、拡大鏡を使用するなど、あらゆる角度から、患者様の負担軽減を意識して治療にあたっています。
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- 拡大鏡の使用
- 〜素早く正確に、できるだけ削らない治療のために〜
2.5倍に拡大できるマイクロスコープです。細部までしっかり見て診察・治療を行うことができます。また、装着していても両手が空くため、治療時間の短縮ができ、患者様の負担軽減につながります。 - 滅菌機
- 世界で最も厳しいヨーロッパの滅菌基準であるクラスB滅菌機を導入しています。ドイツのMELAG社製で、3回真空状態と蒸気・加圧を繰り返すことで全ての菌やウィルスが死滅します。感染対策は万全です。
- 口腔外バキューム
- 治療中に飛散する水や唾液、金属の破片を患者様の口の外で吸い込む装置です。空気中のウィルスなどの感染性物質も吸引することで、感染予防対策にも有効です。

むし歯の原因は3つの要素
むし歯は「細菌(ミュータンス菌)」「糖質」「歯の質」の 3つの要素がからみあうことで発生します。細菌(ミュータンス菌)は歯垢となり歯に付着し、糖質(特に砂糖)から酸を作り出します。その酸が、歯の成分であるカルシウムやリンを溶かし、歯をもろくしてしまいます。これが「むし歯」の状態です。同じような生活をしていても、むし歯になりやすい人・むし歯になりにくい人と差が出る事がありますが、口内の細菌の数の違いや、歯の質の違いが大きく関係しているのです。歯の質は、歯が作られる時の環境の違いなどで個人差があります。特に乳歯や永久歯など、歯が生えたばかりのときはむし歯になりやすいので注意が必要です。



「根管」を丁寧に治療します
詰め物・被せものをする前に丁寧にむし歯を除去します
神経をとって詰め物・被せ物をする必要があるむし歯の場合、根管(歯の根の部分)をしっかり綺麗にしないと、後々、むし歯の再発・詰め物や被せ物が取れるなどのトラブルにつながります。
根管治療とは歯の根の中の治療を指します。むし歯が進行すると根管までむし歯菌におかされてしまうので、むし歯菌に汚染された部分(神経や血管)を取り除き、薬を充填してかぶせ物をすることで、新たに歯を機能させます。土台がしっかりしていないと歯は長持ちしません。詰め物や被せ物をしてしまえば見えない部分ですが、根幹の治療はとても大切です。
